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プロフィール
アントン・フェルナー
Anton Ferner
Anton felnar
所属: 銀河帝国
階級: 准将
声優: 堀内賢雄
  

アントン・フェルナー(Anton Ferner)

人物[]

オーベルシュタインの副官。登場時はブラウンシュヴァイク公爵の部下で、ラインハルトの暗殺を公爵に具申したが却下され、少数の部下だけを率いて独断で行動を起こすが失敗する(これが元でリップシュタット戦役が表面化する)。後にラインハルトの下に出頭し、自分の才覚を売り込んだ。その態度に半ばあきれつつも感心したラインハルトは、これだけ神経が太いのならオーベルシュタインの下でも萎縮しないだろうとして、その場で彼の部下に任じ、以後は彼の元で職務にまい進した。悪びれずに帰順するのは同盟のバグダッシュと同様である。物語終了時の階級は准将(徳間ノベルズ版以外)で軍務省調査局長と官房長を兼任している。自信家であり、いかなる危機でも自分の才覚で切り抜ける事が出来ると考えているため、しばしば上司であるオーベルシュタインに挑発的な質問を向けたり、オーベルシュタインが他のラインハルト臣下と対立する様子を興味深げに傍観する事があった。しかし指示を忠実に実行する事も自己の裁量で適切と思われる行動をとることもできる柔軟さを持ち、オーベルシュタインの思考、意図、心情をよく理解し、その実力は確かであり、ラインハルトの人事の成功例である。

OVA版での初登場はクロプシュトック事件の時。ブラウンシュヴァイクの指示によって陸戦隊を率いてクロプシュトック邸に攻撃を仕掛けるが、この時はルドルフ大帝の像を憚って砲撃しないでいる。またラインハルトの暗殺未遂の下りは、原作小説とアニメでは多少展開が異なる。小説では、警護が厳重の為実行前に断念し、そのまま部隊を解散して自分は姿をくらます…となっているが、アニメでは警護隊の存在に気が付かず、シュワルツェンの館に突入する段になって包囲されている事に気がつき、血路を開いて脱出している。そしてラインハルトはこの騒動を口実にして即座に門閥貴族の逮捕と討伐に乗り出し、それによってリップシュタット戦役が始まった事になっている。したがって、物語の進行上は、OVA版の方が重要な役になっている。なお、徳間ノベルズ版では彼の階級に奇妙な変動がある(第6巻4章では少将、同5章では准将、第7巻3章では少将、第8巻8章では准将、第10巻では少将)。以降の版における彼の階級は准将で統一されている(OVA版では新帝国の時点で少将)。OVA版における彼のデザインは、没になったロイエンタールの第一稿の流用である。

関連項目[]

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